【鯉・メダカ・針子】エサ種類(浮遊餌・沈下餌)とエサやり方法について解説

【鯉・メダカ・針子】エサ種類(浮遊餌・沈下餌)とエサやり方法について解説

編集部:今回は、太陽メダカ園の社長様がアクアリウムメーカーの社長様にお聞きした「魚の口の形状とエサタイプ(浮遊性・沈下性)」について、記事にしていただきました。

口形状とエサ種類(浮遊餌・沈下餌)について、アクアリウム愛好家として知っておきたい知識を紹介していきます。

特に、鯉・メダカ・針子のエサ種類(浮遊餌・沈下餌)とエサやり方法について知りたい方は必見です!

鯉のエサは沈下性がおすすめ

先日、色んな魚のエサを研究、開発、販売されている地元メーカーの社長と直接お話しさせていただく機会に恵まれました。

その時、面白い話を聞けたので皆さんにお伝えしたいと思います。

メダカの様な口が上向きについてる種類の魚には浮上タイプのエサが良い、というのは皆さんご存知の通りです。

そんな中、鯉は口が下向きになってますよね。(浮遊タイプのエサを上げているシーンが多いですが)

鯉の口は下向きなので、本当は沈下タイプの鯉に与えるべきエサなのです。

鯉に浮上タイプのエサをあげてるのは、エサやりを楽しんでいる人間のエゴだと社長は言われて笑ってました。

たしかに、上を向いて口をぱくぱくさせてエサを求めて寄って来ると嬉しいし、エサを食べてくれる所が見えるからエサやりが楽しくなりますよね。

しかし、本来ならコリドラスの様に口が下向きについてるタイプの魚には、沈下タイプの餌を与えることで、後頭部から背中に掛けての盛り上がりが出来てガッチリしたかっこいい体型になるそうです。

コイも同じですね。

(私はコイの飼育はやったこと無いので、全くその辺りは分かりませんが。)

メダカと針子の特性に合わせたエサやり方法

メダカの針子に餌を与える時、皆さんどんなやり方してますか?

ほとんどの人が、針子に餌をやる時、親メダカに餌を与える時と同じ様に与えているのではないでしょうか?

針子へのおすすめエサやり方法

メーカー社長さん曰く、針子に餌やりする際は、おすすめの方法があるそうです。

その方法とは、次の通り。

  • 針子の入ってる容器の水を少し汲む
  • その水に針子用のパウダーの餌を入れる
  • シャカシャカといて撹拌
  • 攪拌してから水面より15センチ位の高さから撒く

この方法が、針子への餌やりに良いそうです。

なぜなら、針子は水面に浮いてる餌より水中で動きの有る餌を食べるため。

水面に近づくのは鳥や外敵にも狙われやすいので、本能的に水中の動いてるエサを好むそうです。

針子のエサやりひとつにそんな拘りを持ってるなんて、流石餌を研究開発している会社の社長さんだと思いました。

エササイズはメダカの口の3分の1から2分の1くらいのサイズ

エサのサイズは、食べるメダカの口のサイズの3分の1から2分の1くらいがメダカにストレスを与えないそうです。

そのため、成魚に針子用のパウダーエサを与えると、餌を食べながらストレスを感じるということです。

ストレスを感じると、病気にもなりやすくなります。(人間も同じですね。ストレスが病気を作り笑いが病気を治す。 )

メダカはストレスを感じると突然死したりします。 水質の悪化も当然メダカにはストレスになります。

ここは気をつけたいポイントです。

アクアリウム用のエサに入っている小麦粉成分に要注意

興味深い話を1つ。

エサの成分として、大抵つなぎとして小麦粉が入ってるらしいです。

しかし、小麦粉を分解する能力を持ってるのはコイだけ。

金魚や熱帯魚、メダカは小麦粉を消化出来ないそうです。

そのため、小麦粉はそのままフンとして排出されるので水質が悪化します。

メーカー社長のお話だと、エサの成分から小麦粉を抜いて、さらにメダカの食べやすいサイズにすると、ストレス無くメダカが餌を食べられて、なおかつフンで小麦粉が排出されないため、水質悪化を抑えられるとのこと。つまり、魚にストレスを与えない、そのままそれは病気にもなりにくい、死ににくい、となるそうです。

「餌メーカーさんはとことん色んな角度から拘りを持って研究開発されてるんだなぁ。」って思いました。

しかし、うちみたいに沢山の容器で飼育されてる場合、出勤前に針子の餌をその針子が居る容器の水を汲んでパウダーのエサを溶いて毎日与えられるのか。。。

まぁ、理想はそういうエサのやり方らしいので頑張ってみます。

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