水槽内で植物を配置していくテラリウム。かっこいい作品やお洒落な作品を作りたいと思いますよね。
しかし、「どのようにレイアウトしていけば良いのかわからない…」という方も多いのではないでしょうか。
そんな時は、決まったフォーマットを意識すると、テラリウム全体のビジュアルが決めやすいです。
この記事では、テラリウムを作るときに知っておくと役立つレイアウトタイプを紹介します。テラリウムのレイアウトにお悩みの方は必読の内容です。
テラリウムの基本レイアウトは「前低奥高」
テラリウムの基本的なレイアウトは、水槽の手前から奥にかけて傾斜をつけます。
こうすることで、狭い水槽内にも奥行きがうまれます。
私はこの原則を「前低奥高(ゼンテイオウコウ)」と呼んでいます。
テラリウムのレイアウトタイプ集
水槽の手前を低く奥を高くという原則を守りつつ、正面から見た際のレイアウトを考えていきます。
ここからは、テラリウムのレイアウトタイプを紹介します。基本的には下記の5種類から、好きなタイプを選ぶと作りやすいです。
- 半円タイプ
- 片流れタイプ
- 2つ山タイプ
- ポツンと1個タイプ
- 突き抜けタイプ
1つずつ図を用いながら解説します。
半円タイプ
半円タイプは、水槽の正面から見たときに半円型に見えるテラリウムレイアウトです。
実際のイメージはこのようになります。
半円と言っても、丸くレイアウトする訳ではありません。半円タイプのレイアウトは、テラリウムの中央が一番高くなるように配置します。
背の高い植物を真ん中に、背の低い植物を左右に持っていくことで、全体にまとまりが出ます。
片流れタイプ
片流れタイプは、水槽の左右どちらかにレイアウトを寄せる作り方です。
テラリウムのみではなく、アクアリウムやアクアテラリウムでもよく使われるレイアウトです。
2つ山タイプ
2つ山タイプは、水槽の左右に山を作るレイアウトです。
具体的なイメージはこのようになります。
土で山を作るというよりは、植物の存在を山のイメージで配置します。
体積の大きな植物をレイアウトしたい時には、2つ山タイプがオススメです。それぞれの植物の存在感をしっかりと出せます。
ポツンと1個タイプ
ぽつんと1つタイプは、植物を1つだけ配置するレイアウトです。シンプルな見た目ですが、メインの植物が際立つレイアウトと言えます。
具体的なイメージはこのようになります。
また、コケリウムなど植物を這わせるタイプのテラリウムでは、石などの配置物を1つだけ置くパターンもあります。
突き抜けタイプ
「突き抜けタイプ」は、水槽から植物を飛び出させるレイアウトです。水槽内に留まらないレイアウトなので、アクティブな印象になります。
実際に「突き抜けタイプ」でレイアウトされたテラリウム作品は下記のようなイメージとなります。
レイアウトタイプをかけあわせてもOK
ここまで、5種類のレイアウトタイプを紹介してきました。
- 半円タイプ
- 片流れタイプ
- 2つ山タイプ
- ポツンと1個タイプ
- 突き抜けタイプ
実際にテラリウムのレイアウトを組む際は、これらのタイプをかけ合わせて考えることもできます。
例えば先ほど「突き抜けタイプ」で紹介したこちらのレイアウトは、「半円タイプ」「ぽつんと1個タイプ」との組み合わせ的な要素もあります。
テラリウムのレイアウトを組むときは、どのレイアウトタイプを組み合わせるかを考えるとお洒落に配置できます!