去年12月から今年の初め2月上旬まで、とてもマイナス気温の日が多かったですね。
12月のマイナス気温時には屋外組みの容器の表面が凍りますが、今年の氷の厚さは去年とは全然違いました。
去年は1番分厚い氷で3ミリくらいでしたが今年は、6センチ位の氷が張りました!
それでもキンキンに冷えてる氷の中で、メダカ達は元気に泳ぎ回ってます。凄いですね、環境適応能力って。さすが、古くから日本の自然界で生き延びて来た生物です。
一方、室内で26度管理サーモとヒーターで安定水温のメダカ達は、卵を産んで針子も取れてます。
私の住んでる高知では、毎年3月末辺りから屋外組みのメダカ達も卵を産み始めます。
そこからシーズンオフまで毎日卵を取り放題です。
今期も沢山の新しい品種改良のメダカが登場して来ると思いますが、メダカの品種改良の世界は鯉や金魚と比べるとまだまだ始まったばかりです。
新しい色やスタイルのメダカが沢山出て来て私達を楽しませてくれる事でしょう。
去年からRLFタイプが人気があってエメキンベースに別の品種を掛けた新種が沢山出ましたね。
RLFタイプの飼育は、通常より少し高温飼育で過密にならない様にゆったりとした環境での飼育となります。(通常のメダカの飼育よりスペースが必要です。)
私も今期からエメキンベースや何らかのRLFタイプを使って新しい表現にチャレンジしてみようかと思っています。
今現在4品種新しい掛け合わせを楽しんでますが、次の世代の25%以下でどんな表現の子達が出て来るのか楽しみです。
今期も前期人気があった品種やお問い合わせの多かった品種を中心に、種親を養殖場に送っています。(4月からTwitterでお知らせするので、是非フォローしてください。)
さて、少し前置きが長くなりましたが、今回はメダカ業の海外展開についてお話します。
ベトナムでも日本のメダカが販売されている
余談ですが、私の妻はベトナム人です。
そして何と、ベトナムのアクアリウムショップでも日本のメダカを何種類も飼育販売している店を見つけました。
日本と同じく普通にワンペア3千円から5千円位で売っていたのがビックリ!
何故かと言うと、2023年2月時点でベトナムと日本の貨幣価値の差は約18分の1です。
ベトナムでもハノイや北の方は3分の1ですが、南のホーチミンの方はまだまだ貨幣価値差があります。
今回日本のメダカを見たショップは、北のハノイに店舗を構えるお店のネットショップでしたが、ハノイの平均月収が日本円で7万円前後であることを考えると、ハノイエリアでのメダカ1ペア5千円は決して安く無いですよね。
(ベトナムの南エリアの平均月収は2万円前後です。そうなると1ペア5千円のメダカは月収の4分の1になるので、生活に余裕のある人しか買えませんね。)
メダカの海外輸出入事情
日本からベトナムだと、船便では約2週間かかります。
2週間もかかるとメダカの発送は無理なので、メダカを輸出入したい場合は全て航空便での発送です。
航空便だと運賃が高いので、かなりまとまった匹数を送らないと送料で赤字になります。
日本の改良メダカが世界へと出て行って、日本以外でも販売されて、自分達も販売できる可能性が有るって事は更に夢が広がりますね。
うちも会社の定款の中に貿易業も出来る様にしてあるので、海外への卸しもしてみたいと思っています。
メダカの輸出入にはどんな手続きや書類、金額が必要なのかをこれから調べて、来年から再来年か分かりませんがメダカを取り扱っているアクアショップや養殖場と繋がれたらと思っております。
海外で日本のコイが大人気|金魚やメダカも人気が出る
近年、海外で日本のコイが大人気なのはご存知でしょうか。
日本のコイとても評判が良くて、結構な高値でもバンバン売れるそうです。
コイが海外で売れるなら、もちろん金魚やメダカも人気が出て来ることは容易に想像できます。
ベトナムでのメダカ事情
私も、今年は3月前半はベトナムに行ってきます。
ベトナムのショップや養殖場を見に行ってどんな魚を販売しているのか、どんな魚を養殖しているのか、どんな環境で養殖場を展開しているのか、などなどを実際に見て来たいと思います。
日本では既に落ち目の古い品種でも、ベトナムでは新種の様に人気があるかも知れません。
幸い妻がベトナム人なので、通訳してもらえます。
そんな強みを活用して、色々な先で可能性を秘めているチャンスに目を光らせて下見して来ます。