札幌の熱帯魚店「アクアフレンド北水」さんにインタビュー！

今回は、札幌の熱帯魚店「アクアフレンド北水」を運営する株式会社北水の社長様にインタビューしました。

はじまりはアクアショップを事業継承した旧・北海道水族館

ーーショップ歴はどのくらいですか？ショップを始めた理由はありますか？

千葉出身の父親と五島列島出身の母親が、高校卒業を機に各々札幌に移住してペット全般（アクア含む）に就職し、当時営業で出入りしていたアクアショップ（市場内にある小さなお店）を事業継承したらしく、そこで数年営業を続けた後、1971年にその市場から近い場所で「旧・北海道水族館」として新規創業した流れです。

父親が他の仕事もやりながら代表として経営し、母親がお店に立つと言うスタイルでした。

大型施工業務、設置業務、メンテナンス等は父親及びにスタッフが担当していました。

その当時（バブル前～バブル期）は今とは全く違う大きな案件が多かった印象です。

平成元年に現在地に移転し屋号も変えた流れです。

ーーアクアリウム歴はどのくらいですか？また、アクアリウムに関わり始めた理由があれば教えてください

自分は両親が共働きだった事もあり、幼少期から自宅兼お店である店内で遊んでいた感じです。多くの常連さん達から可愛がってもらっていたと聞いています。

自分が幼稚園児の頃、よく仕入れの為に問屋さんに連れられて行っていたのを今でも覚えています。

その後、中学生～高校生の頃はたまに手伝い等をしていました。

小さい頃からアクアリウムは近い存在だったため、居て、あって当たり前って感じです。

その後、自分が25歳の時に社員として入社し、29歳の時に代表権を継承しました。

自分は今、50歳になるので、社員としては25年のアクア歴ですし、大なり小なり携わっていたと言えば
幼少期からなので、まぁまぁ長いですね（笑）

ーーショップの長い歴史をお聞かせいただきありがとうございます。歴史ある店舗さんのお話を聞くと、ワクワクしますね。

水槽器具の販売から水槽レンタル、ウェディング水槽設置業務や引越業務などアクアリウムに関する事業を幅広く展開

さて、ショップで取り扱っている商品（サービス）を教えてください。

鑑賞魚全般・両生類・水槽器具の販売、水槽レンタル・リース、メンテナンス業務、小型～大型水槽施工業務・特殊水槽・実験用水槽施工業務、ウェディング水槽設置業務、活魚水槽施工業務、引越し業務などを行っています。

詳しくは写真を見ていただいた方が分かりやすいかもしれません。

老舗プロショップだから実現できる特殊水槽やレンタル水槽、活魚水槽

ーー老舗プロショップだから実現できる特殊水槽やレンタル水槽、活魚水槽などもあるとのことですが、どのような水槽が該当するのでしょうか

会社、病院関係、幼稚園、個人宅、飲食店、海鮮市場などにおいて、図面段階からクライアント様の意向を元に施工会社、デザイン会社と協議を重ね形にしていきます。

大学、研究施設等で使用する水槽やシステム水槽を施工することもあります。

街の小さな水族館を目指して、店舗内は常に清潔に

ーーショップ（会社運営）で大切にしていることがあれば教えてください

当店は全国的にも有名な「ススキノ」と言う歓楽街から近い立地という事もあり、街の小さな水族館を目指しています。

気軽に立ち寄れる場所として、店内も常に清潔を保ち、展示水槽だけではなく販売用ストック水槽など全ての水槽が綺麗でかつ魚の状態も常に良い状態を心掛けています。

熱帯魚店独特なニオイも殆どしませんし、ジメジメもしていません。

あと、当店は床に絨毯を使用しています。よって店内も暖かい落ち着いた雰囲気になります。全国的にも珍しく現在では当店のみみたいです。

一般的に熱帯魚店といえば、多量の水を扱う為、タイルやコンクリが多いです。

その為、絨毯にするリスク・デメリットも多いですが、そこを逆手にとって努力しています。3ヵ月おきに業者に床清掃を頼むなど、店内メンテナスを日頃から気を付けています。

ーーお客様第一の店舗運営が伝わってきます。私も札幌を訪れる際は、ぜひ伺ってみたいです。

豊富な知識に裏付けられた提案をお客様一人ひとりに

ーーアクアリウム愛好家の方にメッセージはありますか？

現在、アクアリウムをやっているけど「どうも上手くいかない」や「上手に飼っているつもりだけどより良くしたい」などの相談に対し、その人に合った提案を豊富な知識をもって対応させて頂きたいと思っています。

今より死なない、かつ、日常のメンテナスも楽になる様なアクアライフを提供したいと思っており、そうなれば、他の色々なカテゴリーにも挑戦したり、もっとアクアリウムが好きになると思って取り組んでいます。

ビンで簡単に飼育出来るモノからネイチャーアクアリウムなどの深い世界もあるので、まずは、お店に足を運んでもらってアクアリウムの世界を知っていただきたいです。

ーー貴重なお話をありがとうございました。

アクアフレンド北水（株式会社北水）ショップ情報

谷口たろう

www.luna-kikaku.com/