ふるさと納税の返礼品として、メダカを採用している自治体もいくつかあります。
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今回は、ソルナリウムでもインタビューさせていただいた「うなとろふぁ~む」さんのメダカを返礼品としている、埼玉県富士見市役所 政策財務部 政策企画課にインタビューしました!
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うなとろふぁ~むが富士見市を拠点としていたため、返礼品として導入可能に
ソルナリウム編集部:ソルナリウムでは、各地のメダカ愛好家にインタビューをしています。
ーー先日、富士見市のメダカ養殖「うなとろふぁ~む」さんに取材し、うなとろふぁ~むのメダ
カが富士見市のふるさと納税返礼品になっていると知りました。
富士見市はなぜ、メダカを返礼品にしているのでしょうか?
富士見市役所 政策財務部 政策企画課:ふるさと納税の返礼品として取扱うためには、市内で生産・製造されていることが条件となりますが、うなとろふあ~むさんは、富士見市で販売だけでなく、飼育・繁殖も行うお店を出店していただいていたことから、導入に至りました。
ーーなるほど、そういう経緯なのですね。メダカを返礼品とした最初のきっかけは、どのようなものだったのでしょうか。
ーーたとえば、メダカが流行っていることから市内のメダカ業者を探したのか、もともと富士見市としてうなとろふぁ~むさんとお付き合いがあったのか、もしくは、まったく別のきっかけがあったのか…(市役所の担当者さんがメダカ好きだったのか…)
魅力ある返礼品の充実に悩んでいた時期もある
ーーぜひ、富士見市がメダカをふるさと納税返礼品に採用したストーリーについて、詳しくお伺いできれば幸いです。
うなとろふぁ~むさんの「メダカ」を返礼品として導入する前、富士見市はふるさと納税において、魅力ある返礼品の充実に大変悩んでいた時期がありました。
都市近郊のベッドタウンとして発展してきた富士見市は、地方の観光地などと比べると、特産品などの知名度や生産量ではとても他自治体には太刀打ちできない状況で、、、
そのため、以前は災害時の相互支援協定を結ぶ宮城県東松島市さんの被災地復興支援として導入していた返礼品をメインに、ご寄附をいただいておりました。
そのような中、加熱する返礼品競争により、国からふるさと納税制度における返礼品の地場産品基準などの制限が設けられ、市外で生産された返礼品は取扱いができなくなってしまいました。
富士見市の地場産品として、市内事業者のうなとろふぁ~むに協力依頼
当時のふるさと納税担当者が悩みを抱えていた時期に、うなとろふぁ~むさんと接点があった産業部門の担当者から「市内事業者さんで、現在ブームになっている品種改良メダカの飼育・販売を行っている若い事業家さんがいる」とのご紹介がありました。
富士見市としては他自治体との差別化を図り、ニッチな層を対象とした返礼品を検討していたタイミングでもあったため、すぐにうなとろふぁ~むさんにご相談に向かい、返礼品として導入させていただきました。
うなとろふぁ~むさんは、寄附者様への飼育の仕方などアフターフォローも丁寧に対応してくださるため、口コミが広がっていき、導入を境に寄附もさらに集まるようになりました。
今では、うなとろふぁ~むさんの「メダカ」は本市のおすすめのお礼の品の一つになっています。
ーーありがとうございます。富士見市内で魅力ある事業を、うなとろふぁ~むさんが行っていたということですね。
埼玉県富士見市のふるさと納税返礼品「めだか」紹介
埼玉県富士見市のふるさと納税返礼品「めだか」の一部を紹介します。
メダカは地域産業にもなる|ソルナリウム編集後記
ソルナリウム編集部:埼玉県富士見市にお話を伺い、メダカが地域産業にもなるということに気が付きました。
特に改良メダカは、まだまだこれから発展していく産業です。まだまだ成長の余地はあるでしょう。
地域活性化にもつながるメダカは凄い、という素直な感想を抱きました。