大きな場所を必要としないアクアボトルリウム。卓上でも魚を飼育できるので、アクアリウム初心者でも始めやすいことが特徴です。
簡単に始められるボトルアクアリウムですが、飼育する魚には注意が必要です。なにも考えずに飼い始めると、すぐに死んでしまうかもしれません。
この記事では、ボトルアクアリウムで飼える魚の中で、特に初心者向けの種類を紹介します。
初心者が選ぶべき魚の特徴
まずは初心者がボルトアクアリウムで飼育する際に選ぶべき魚の特徴を紹介します。
水質変化に強い
ボトルアクアリウムで飼育する魚は、水質変化に強い種類がオススメです。
ボトル内は水の量が少なく、大掛かりなろ過機も設置できません。そのため、水質を安定させづらいです。
水質が安定しないボトル内では、身体が弱い(水質変化に敏感な)種類の魚はすぐに死んでしまいます。
ボトルアクアリウムで飼育する魚は、水質変化に強い種類を選びましょう。一般的に「身体が丈夫」と言われている魚は、水質変化に強い魚です。
酸欠に強い
ボトルアクアリウムで飼育する魚は、酸欠に強い種類を選ぶと良いです。
ボトル内は水が少なく、水面も揺れづらい環境です。このような環境の場合、水中の酸素が少なくなりやすく、魚は酸欠になりやすくなります。
酸欠に強い種類の魚を選べば、酸素が少なくなりがちなボトル内でも安心して飼育できます。
浮きエサを食べる
浮きエサを食べる種類を選ぶこともポイントです。
ボトル内は狭く、底にたまったエサの食べ残しも掃除しづらいです。
食べ残しを放置すると、水質が悪化しやすくなります。ただでさえ水質の安定が難しいボトルアクアリウムにおいて、これは致命的です。
そのためボトルアクアリウムでは、エサを与えすぎないことが重要ですが、仮に食べ残した場合でも掃除がしやすいよう、浮きエサを与えると良いです。つまり、浮きエサを食べる種類を飼育する必要があります。
コリドラスなど、底に沈んだエサを食べる種類は避けましょう。
身体が小さい
身体が小さい種類の方が、ボトルアクアリウムでは飼育しやすいです。
ボトルアクアリウムはビンなどのボトルでで魚を飼育するので、狭い空間でも生活できる魚を選びましょう。
身体が小さな魚であれば、それだけ消費する酸素量も少なくなるので、ボトル内でも酸欠になりづらいです。
また、ボトル内でストレスなく泳げることも重要です。
初心者がボトルアクアリウムで飼うのにオススメの魚
ここから、ボトルアクアリウムで飼うのにオススメな魚の種類を具体的に紹介していきます。
メダカ
メダカは水質の変化にも強く、身体も小さいのでアクアボトルリウムでの飼育に向いています。
メダカはもともと水質変化に強い種類です。しかし、見た目を重視した品種改良がくわえられた種類は、水質変化に弱いケースもあるので注意が必要です。
初心者は、ホームセンターで一般的なメダカとして販売されている種類を選べば問題ありません。
アカヒレ(コッピー)
アカヒレ(コッピー)も、初心者がボトルアクアリウムで飼育するのがオススメの種類です。
アカヒレは身体が丈夫なことで有名です。その丈夫さから、「コップでも飼える」と言われています(※実際にコップで飼うことはオススメできません)。このことから、「コップで飼えるグッピー」ということで「コッピー」という異名があります。
アカヒレは、ホームセンターで1匹100円程度から購入できます。なにか熱帯魚を飼いたい、という場合は、まずはアカヒレを飼育してみましょう。
ベタ
ベタもボトルアクアリウムで飼える代表的な魚です。
ベタはメダカやアカヒレのよりも身体が大きいですが、酸欠に強い魚です。
ベタは普通の魚のようにエラ呼吸をするのではなく、「ラビリンス器官」という特殊な器官で空気中から直接酸素を取り込むことができます。
そのため、ボトル内のように酸欠になりやすい環境でも飼育することができます。
ベタは1匹2,000円前後で購入できます。メダカやアカヒレよりは高価ですが、飼いごたえはあります。
まずは1匹ボトルアクアリウムで飼い始めてみよう
この記事では、初心者がボルトアクアリウムで飼うのにオススメの魚の種類を紹介してきました。
小さな可愛い魚を飼いたいならメダカを、とにかく丈夫な魚を飼いたいならアカヒレを、ボトル内で見応えのある魚を飼いたいならベタを選ぶと良いでしょう。
ボルトアクアリウムを始めるハードルは高くないので、まずは1匹飼い始めてみましょう!