編集部:今回は、高知県の太陽メダカ園さんに、ビニールハウス内でのトロ船飼育に替わる大規模飼育「コンテナー飼育」についてお聞きしました。
メダカ業界では珍しいコンテナーを使った飼育・量産に挑戦
メダカ等を飼育されている方々は、個人の趣味で水槽1つや睡蓮鉢で飼育を楽しまれている方々、ビニールハウスなどで100個以上のトロ舟等を展開して飼育されている業者さんまで、飼育の規模は人それぞれです。
そんな中、私はメダカ業界では珍しく、コンテナーを使って飼育、量産をしています。
しかも、仕事の関係上、当社のGS菌を納品させて頂いているお取り引き先様の敷地内で、養殖業者さんとスタッフさん達に頑張って増やしてもらっています。
お取り引き先様が沢山の事業展開をされていて、その中のひとつがコンテナー販売です。
室温を28度~30度に管理して真冬でもメダカの卵が採れるように
コンテナーを改造して日照時間を夏バージョンに設定、コンテナーの上下左右には断熱材を貼り、棚を作って水と電気を引いています。1年を通してエアコンで室温を28度~30度に管理するので、真冬でも安定して卵が採れます。
台風の影響も全く受けません。
水とトロ舟の位置は、そのまま給排水できる仕様になっています。
この設備を使って沢山増やしたメダカ達を取り決めしている値段で買い戻して、毎年皆さんに安く販売させていただきます。
コンテナーを使ってのメダカ基地。エアコンを使っての室内一定温度管理はとても安定していてgoodです。
コンテナ設備投資はビニールハウス投資よりも安価
コンテナと改装費で600万〜掛かりますが、ビニールハウスよりは費用がかからないみたいです。(ビニールハウスで飼育されてる方の話を聞かせてもらいましたが、意外とビニールハウスって高いんです)
ビニールハウスの規模にも寄りますが、「うちは1本で1000万超えたよ。」って言う方もいました。ビニールハウスって高級なんですね。
因みに、当社ではコンテナーの販売も可能です。
記事内で紹介した写真のコンテナーは40フィート(12メートル)を使用しています。
コンテナー内の何をどのくらい改造するかで金額は変わってきますが、色々と自由設定が可能です。
屋根にソーラーパネルを乗せて電気代の節約をしたり、窓や換気扇などを付けたりもできます。
コンテナーを改造しての飼育は個人の趣味の領域を超えてるので、会社や業者さんレベルになりますが、事例としてこんなやり方も有るんだなぁって知ってもらえばと思います。
シュリンプやオオクワガタの幼虫の大規模飼育にもコンテナはおすすめ
メダカ以外でも、コンテナーでは温度管理が必要な様々な生き物を何でも飼育できると思います。
例えばメダカ以外でも、シュリンプの25度管理やオオクワガタの幼虫21度管理などに重宝しそうです。
太陽メダカ園のセールをお楽しみに
今期、このコンテナーで頑張って増やしていただいたメダカ達を、全国の皆様へ販売発送させて頂きます!4月からのセールをお楽しみに!
そして、メダカ業界でまだ前例の無いコンテナー飼育の結果と実績が私自身楽しみです!