アクアリウムとは?種類や魅力、費用、派生趣味を紹介!

アクアリウムとは?種類や魅力、費用、派生趣味を紹介!

あなたはアクアリウムという言葉を聞いたことがあるでしょうか?

現在、おうち時間の「癒やしのインテリア」や「元手がなくても楽しめる趣味」として、アクアリウムを始める方が急増しています。

この記事では、そんなアクアリウムの種類や魅力、費用、派生趣味を紹介します。これからアクアリウムを始めたい方や、なにかお家で楽しめる趣味を探している人は必見です。

アクアリウムとは?

アクアリウムと聞くと、オシャレな響きから「むずかしそう」という印象を受けるかもしれません。実はアクアリウムとは、直訳すると「水族館」という意味です。英語では「aquarium」と書きます。

「aquarium」の語源は、ラテン語が由来の接頭語「Aqua(水の)」と、接尾語「arium(場所)」です。(当サイトソルナリウムの「リウム」も、この接尾語「arium」からとっています。)

小さい頃、金魚やメダカやオタマジャクシなどの水生生物を飼っていたことはありませんか?小さな命が動く様子を、時間が経つのも忘れて見続けていた経験は誰でもあると思います。これも立派なアクアリウムと言えます。

最近では珍しい魚が入手しやすくなったり、水槽や餌、設備などが進化し、手軽に誰でも簡単にアクアリウムをはじめやすくなってきました。お家のインテリアとして、あるいは人に自慢できる趣味としてアクアリウムを楽しむ方が年々増えています。

「やってみたいけど、なかなかきっかけがなくて…」という方も、この記事でわかりやすくアクアリウムについて紹介していきますので、参考にしてみてください。

アクアリウムの種類

アクアリウムと一言で言っても、いろいろな種類があります。

飼うものは魚なのか甲殻類なのか貝類なのか水草なのか、さらにどんな水槽で飼うのか等で分類し、大きく分けて6種類あります。

  1. 淡水魚アクアリウム
  2. 熱帯魚アクアリウム
  3. 海水魚アクアリウム
  4. シュリンプアクアリウム
  5. 水草アクアリウム
  6. ボトルアクアリウム

それぞれのアクアリウムで何を飼っても自由ですが、魚種によって相性があります。せっかく高いお金を出して買った魚が、ケンカやイジメに会い一晩で死んでしまっては大変です。新しい個体を購入する際には、事前に調べたり専門家に聞いたりしてよく確認しましょう。

それでは、それぞれのアクアリウムの概要について1つずつ紹介していきます。

淡水魚アクアリウム

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淡水魚アクアリウムは、その名の通り淡水魚を飼育するアクアリウムです。

淡水魚は水温の調整が簡単だったり、海水の様に特殊な水でなくても飼えたりするため、アクアリウム入門に最適です。

淡水魚アクアリウムで飼育する代表的な魚

メダカ・金魚・どじょうなど

金魚についてはこちらの記事で詳しく紹介しています

メダカについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

熱帯魚アクアリウム

アクアリウムといえば、彩り鮮やかな熱帯魚を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。このようなアクアリウムは、熱帯魚アクアリウムです。

熱帯魚アクアリウムで飼育する代表的な魚

ネオンテトラ・グッピー・エンジェルフィッシュ・ベタなど

ネオンテトラについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

グッピーについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

エンゼルフィッシュについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

ベタについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

海水魚アクアリウム

海水魚アクアリウムは、淡水魚や熱帯魚の飼育に比べてコツが要ります。そのため、ある程度経験を積んでからがオススメです

海水魚アクアリウムで飼育する代表的な魚

カクレクマノミ・ナンヨウハギ・コバルトスズメダイなど

シュリンプアクアリウム

シュリンプアクアリウムは、ずばりエビを飼育するアクアリウムです。エビには魚にはない魅力があり、エビだけを飼育する人もいます。

シュリンプアクアリウムで飼育する代表的なエビ

ミナミヌマエビ・レッドチェリーシュリンプ・ビーシュリンプなど

水草アクアリウム

水草アクアリウムは、水草そのものを楽しむアクアリウムです。楽しむ方は盆栽に通じるところがあります。ダッチアクアリウムと呼ばれ、海外でも人気があります

水草アクアリウムで育てる代表的な水草

グロッソスティグマ・リシア・ミクロソリウム プテロプスなど

ボトルアクアリウム

ボトルアクアリウムは、その名の通りボトルで飼育するアクアリウムです。

100円ショップで材料をそろえられるなど、比較的安価なアクアリウムです。ただし、ボトル内の環境は不安定になりがちなので、飼育する魚は丈夫な種類を選ぶ必要があります。

ボトルアクアリウムで飼育する代表的な生体

アカヒレ・メダカ・ミナミヌマエビなど

アカヒレについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

ボトルアクアリウムの作り方はこちらの記事で紹介しています

アクアリウムにかかる費用

ここからは、アクアリウムにかかる費用について紹介します。

初期費用

まず、アクアリウムを開始する際の初期費用について紹介します。

淡水魚の価格(概算)

  • メダカ:1匹 100円〜
  • 金魚:10匹 500円〜
  • どじょう:1匹 800円〜
  • アブラボテ:10匹 2,300円〜
  • ムギツク:10匹 5,500円〜
  • タイリクバラタナゴ:10匹 1,100円〜

熱帯魚の価格(概算)

  • アカヒレ:1匹 100円~
  • ネオンテトラ:5匹 600円前後
  • ベタ:1匹 2,000円前後

なるべくお金をかけずに少しずつ楽しみたいということなら、ボトルアクアリウムがオススメです。

100円ショップに売っているオシャレなボトルに水草と生体を入れさえすれば、1,000円程度で始められます。

少ない金額からはじめることで、失敗しても気持ち的にダメージは少ないですし、まず経験を積んでみたいという方には良いかもしれません。

一方、「せっかくはじめるなら、本格的にやっていきたいし魚にとっても良い環境を整えてあげたい」と思う方には、そろえる必要がある設備は色々あります。

淡水魚や熱帯魚を育てるとすると、60cm前後の水槽・水槽台・マット・照明・ろ過装置・ろ材・CO2強制添加器・電磁弁・クーラー・電源タイマー・底床・水質調整剤・エアレーション・トリミングバサミ・水温計・水質測定キット・プロホース・バケツ・コケ取り道具・魚の餌・水草・バックスクリーンなどなど、全てそろえていくと6万円以上は必要となります。

部屋のインテリアにできるようなお洒落なアクアリウムを作りたいという方は、7万円以上を目安に考えておきましょう。

上記に挙げたものの中にも、すぐには必要ないというものもあります。代用できたり節約できるものは節約して無理のない楽しみ方をしていきましょう。

維持費用

次に、アクアリウムの維持にかかるものの費用を見ていきます。

こちらも淡水魚や熱帯魚を育てるとすると、餌や栄養剤必要となります。また、照明・エアレーション・冷却ファン(夏季)orヒーター(冬季)を使うと、季節によって電気代に幅が出ますが、1,300円〜2,500円程度かかります。(電気代は冬季ほど高くなりやすいです。)

犬や猫を飼うことを考えると、維持費用は格段に安いですね。

アクアリウムの仲間

アクアリウムと似た、○○リウムという趣味は他にもあります。アクアリウムと並行して、これらの趣味を楽しんでいる人も多いです。

テラリウム

テラリウムは、ガラス容器などの中で、植物などの生き物を栽培するものです。容器の中に小さな森や世界を表現します。

テラリウムについてはこちらの記事で詳しく紹介しています

アクアテラリウム

アクアテラリウムでは、水槽の中で水辺と陸地の両方をつくり、水では熱帯魚などを飼育しながら陸地部分に植物を植えて観賞を楽しみます。

パルダリウム

パルダリウムでは、水槽の中にコケや植物、流木や石などをつかって亜熱帯世界を表現します。

ビバリウム

ビバリウムでは、水槽などに爬虫類や両生類が好む環境をつくります。

ハーバリウム

ハーバリウムは、プリザーブドフラワーやドライフラワーをガラスボトルに入れ、専用のオイルに浸したものです。。見た目がキレイなので、インスタ映えすると話題にもなっています。

アクアリウムは誰でも気軽に始められ一生の趣味にできる

ここまで見てきたようにアクアリウムは誰でも気軽に始められて、しかも、いくらでも深めることもできる趣味です。一生の趣味にもなります。

自分だけの世界の中でゆったり泳ぐ魚たちを見ながら、年をとってからも楽しめるのも大きな魅力のひとつでしょう。人生の中の豊かさのひとつとして、アクアリウムをぜひ始めてみてください。

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